『THE FIRST SLAM DUNK』はスピンオフの概念を超えた(ネタバレ注意)
スラムダンク直撃世代が劇場版を観てみた
『THE FIRST SLAM DUNK』観てきました。
私は『SLAM DUNK』直撃世代。
ジャンプでも読んでコミックスは全巻買って、
アニメは全部観てるわけでもないですが、
オープニング曲エンディング曲は全て歌えるくらいの、
まあこの世代の男子であれば誰もがそうであるという
スラムダンクへの接し方でした。
結論
最高でした。
100点。
まず、スラムダンク云々の前に、
映画として完成度がめちゃめちゃ高かったです。
めちゃめちゃ細かく動くアニメーション。
選手はもちろん、観客も細かく動きます。
しかしその細かさが邪魔にならない。
音が出るところ、止まるところのタイミング。
セリフの長さ、声の感じ。
BGMが出るところ止まるところ。
もちろん原作が素晴らしいとはいえ、
監督・脚本家もめちゃめちゃプロフェッショナルだなと思いました。
そのうえで、スラムダンクとして最高でした。
戦前の予想
映画化が決まり、どこかの試合をやるのか、
まさか新ストーリーなのかというのがファンの間で話題になりました。
ちょっとだけ画像が公開されると、
山王興業戦なのではないかという予想が立ちました。
しかし、どれくらいのものなのか、
今までのアニメと違う感じだが大丈夫なのかという意見も出ました。
結果、山王興業戦で、
かつてのアニメの100倍完成度高いものでした。
宮城リョータに焦点
沖縄からスタート。
沖縄出身の人っていたっけ…
1on1の練習をする兄弟。
ソータと…リョータとか言ってるような。
リョータ?
宮城リョータ?
沖縄生まれなんて設定あったかなと思いつつ…
船に乗る兄に
「もう帰ってくんな!」
それは言ってはいけないフラグでは…
そして兄は帰らぬ人に。
…と、オリジナルストーリー…
宮城リョータ0が語られます…!
そしてリョータ中心で出てくる湘北高校が出てくるオープニング、
かっこよすぎる…!
リョータの過去と山王戦が重なっていく構成
沖縄でのリョータの過去と山王戦が重なっていく構成。
これが様々なスピンオフ作品を凌駕しています。
スピンオフ。
本作品から派生した作品。
遡ると…
『キン肉マン』から生まれた『闘将!!拉麺男』が元祖でしょうか。
『アカギ』も実は『天』のスピンオフです。
その『アカギ』からも、『ワシズ』『HERO』などのさらなるスピンオフが生まれました。
最近では『カイジ』のスピンオフの『トネガワ』『ハンチョウ』がヒットしました。
異色作だと『男塾外伝伊達臣人』などがあります。
しかし、この『劇場版SLUMDUNK』は他のスピンオフ作品を凌駕しました。
ただのリョータの過去…だったらまああよくあるスピンオフなのですが、
過去をやりつつ、それが現代の山王戦に重なってくるのがめちゃめちゃよかったです。
孤独にドリブルしていたときに現れた三井寿と、
現代の三井。
信じられる仲間が誰もいなかった時と、
湘北高校バスケ部。
特に、「お前みたいな問題児やってけるわけねえだろ」
という過去と、
最強の問題児桜木花道と出会うのはめっちゃ感動しました。
カットされたシーン
魚住の応援シーン、沢北と父親のシーン、
花道と晴子のシーンはカットされていました。(全体的に晴子は少なかった)
逆に彩子さんは多く、
「神奈川ナンバーワンガード…ではないか…」
と指を折っていたのは牧と藤真でしょうね。
一度でもスラムダンク読んだことある人であれば絶対に楽しめる神映画でした。
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