GRACHAN17でスカ勝ち‼ サラリーマン兼高身長イケメン格闘家竹川光一郎選手インタビュー(後編)
サラリーマン格闘家の竹川選手インタビュー後編。
中編 からの続きになります。
ボブ・サップが好きだった
-格闘技を始めたきっかけはなんですか?
「元々K-1、PRIDEに興味があって、大学に入ったときに、勧誘されて『日本拳法部』に入りました」
-日本拳法が最初だったんですね。自演乙選手がやってる格闘技ですよね。
「そうですそうです。あと『餓狼伝』にも出てきて…」
-いましたね(笑)ショートカットのでかい奴。部員は何人くらいいたんですか?
「15人くらいかな。なかなかいないですよね。大学入って日本拳法やろうとするの」
-PRIDE、K-1は誰が好きだったんですか?
「ミルコですね。ミルコと、『えー』って言われるんですけど、ボブ・サップが好きでした」
-ボブ・サップですか。人気者ですが、格闘技好きな人達からはdisられがちですよね。
「見た目がいいじゃないですか。僕は見た目が地味な感じがあったので、あれこそすごいなと思いましたね」
-日本拳法されていて、その後に就職されたんですか?
「そうですね、就職して」
-その後に総合格闘技を始めたんですか?
「大学三年の時に、日本拳法と並行して総合格闘技をしている時期があって。
大学が静岡だったんですけど、就職して東京に来て、それから知人に紹介されてトイカツさんに入りました」
-そこからプロになられたのはどういう経緯なんですか?
「練習していくうちに、学生の時に総合格闘技の試合に出てなかったなと思って、
周りでアマチュアの試合に出る人がいたんで、一緒に出たんですよ」
-最初はパンクラスですよね
「パンクラスのアマチュアの試合でした。それでうまいこと勝ってて、
セミプロの試合に出てプロデビューしました」
柔術と総合格闘技
-現在、柔術も練習されて、青帯になられたということですが、柔術は総合格闘技でも活かせるのでしょうか?
…もちろん、UFCヘビー級チャンピオンになったファブリシオ・ヴェウドゥムやグレイシー一族をはじめ、活かせることはわかっているのですが、道着有りと無しだと違いますよね?
「活かせますね。最初寝技が全然できなかったので、柔術を教えてもらって少なくとも動けるようになってきました。
確かに総合と、柔術で違う部分はあるのですが、僕は元々総合から入ったので、総合との違いを考えながら柔術を学ぶことができています。
UFCの打撃でバンバン倒してる人達も実は柔術黒帯だったりしますからね。ヴァンダレイ・シウバですら黒帯ですからね。
あれだけストライカーのイメージあるのに」
-例えばデラヒーバとかも総合で使えるんですか?
「使えますね。腕と足首持って。
例えば青木真也選手が下になったときに、それでクルっと逃げるんですよ。
DREAMのJZカルバン戦だったんですけど、デラヒーバ的な動きでパウンドをかわしていてすごかったですね」
-もともと打撃メインでされてて、今寝技を多く練習されているということですが、打撃と寝技はどちらが難しいですか?
「どちらも難しいですけど…やっぱり打撃は難しいというか、日常生活で人間を思い切り殴るシーンて無いじゃないですか。
しかも殴ろうとしてくる人を殴るってないじゃないですか」
-寝技はある程度思い切り練習できますけど、打撃はどうなんですか、本気で殴れるものでしょうか?
「ガチスパーという、ヘッドギアを着用して本気で殴る練習があるんですが、それでも練習仲間なんで、そんなオラーっていけないじゃないですか」
-ですね(笑)
「試合ってなると知らない人ですし、相手も来るからこっちも行けますけど」
プロ格闘家が語るダイエットの極意
-趣味は何ですか?
「スマホゲームですね。パズドラとかモンストとか。ただ、課金はしません。
無課金でどこまでいけるかに挑戦しています」
-格闘家ってモテますよね?
「そんなことはないです。
いい人が格闘技やっていれば、プラスになるかもしれませんが、
『格闘家だから付き合いたい』とはならないですね」
-…それは恋愛論ですね。深いですね。
今回の試合のために、78kgから70.3kgに減量されているということですが、減量…ダイエットの秘訣とかはありますか?
「炭水化物抜いて、お酒も抜いて…みたいなダイエットをしようとする人がいるんですけど、
それはやめたほうがいいですよ。
炭水化物も摂って、お酒もある程度飲んでゆるくやったほうがいいです。
精神的にまいっちゃうんで。拒食症になっちゃうとダメだと思うんですよね。
最強メニューはコンビニのサラダチキンですね。
カロリーも少なくタンパク質も摂れて、手軽に食べれて」
GRACHAN17でスカ勝ち
サラリーマン兼イケメン格闘家の竹川光一郎選手にインタビューし、撮影したのが6月14日。
そして21日に試合が行われた。
場所はディファ有明。
楽しみもあったが、不安もあった。
相手のChrisHilgerが、やりそうな体格、やりそうな顔なのだ。
オープニングファイトが終わり、竹川選手の入場。
THE YELLOW MONKEYの「MY WINDING ROAD」で入場した竹川選手は、インタビューの時とは別人の、戦う顔になっていた。
だが戦いが始まり、感じていた不安がさらに強まった。
Chrisのパンチがキレキレなのだ。
身長は低いがパンチに長ける選手がぶん回したフックが、身長の高い選手を捉える。こんな試合を何回も見たことがある。
しかし、竹川選手はクレバーだった。
パンチの距離をやめて組んでしまい、ケージ際に。
倒されるかもというリスクはあったが、うまく体をコントロールする。
そして、西垣コーチ直伝のヒザ蹴り。距離が近いので一撃必殺にはならないが、5回もクリーンヒットするころには、Chrisの動きが鈍くなっていった。
そして離れてパンチの攻防。怖さもあったが…その距離を制したのは竹川選手だった。
左フックが命中。Chrisの意識を刈り取った。
インタビューで「日常生活で人間を思い切り殴るシーンて無い」と言っていたが、まさに意識を非日常に持っていき、全力で打ちぬいたのだ。
必殺のヒザに加え、左フックという武器も加わった、高身長イケメンサラリーマン格闘家・竹川選手から、今後も目が離せない。
竹川光一郎
生年月日:1985年12月12日
身長:181cm
所属:和術慧舟會 トイカツ道場
6月21日のGRACHAN17でスカ勝ち!
https://twitter.com/ko_1_ro_tkkw
http://www.grachan.jp/
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