HUNTER✖️HUNTER35巻発売。カキン王国王位争奪戦編の楽しみ方とは
賛否両論のHUNTER✖️HUNTER35巻
待望のHUNTER✖️HUNTERの35巻が発売されました。
しかしネットでは
「全然暗黒大陸に着かない」
「キャラが多すぎてわからない」
と賛否両論になっています。
HUNTER✖️HUNTERの楽しみ方
僕もそう思っていたのですが、
ふとHUNTER✖️HUNTERの楽しみ方について気づきました。
それは
「章ごとに違う漫画として読む」
というです。
■天空闘技場編
念能力者の扱い-レア。200階以上は念能力がないといけない。
モンスター-特に出てこず。
世界観-ドラゴンボール+ジョジョ。
ザ・少年漫画。
普通の少年漫画として読みましょう。
ゴンの成長が楽しめます。
■幻影旅団編
念能力者の扱い-天空闘技場よりは増えるがレア。
「あいつら壁を走ってるぜ」など、普通の世界が基本になっている。
世界観-まさにHUNTERHUNTER。
HUNTERHUNTERをHUNTERHUNTERたらしめた神編。
単純な強さのインフレではなく、
主人公たちはいかに幻影旅団と戦わないようにするか考え逃げ回るし、
ラスボスのクロロは主人公たちではなく、
ゾルディック家に倒される。それも殺される訳ではない。
これぞHUNTER✖️HUNTERを楽しみましょう。
■グリードアイランド編
念能力者の扱い-いて当然。ちょっとした雑魚キャラも念使い。
世界観-ベルセルク、ダイの大冒険。
モンスター-いて当然。
またガラっと世界観が変わる。
漫画内漫画として楽しみましょう。
■キメラアント編
念能力者の扱い-念は持ってて当然だし、そのプラスアルファの身体的な戦闘力などが求められる。
モンスター-大量に出てくるが、「ライオンの顔をした男がいます」など、一般人からはレアな存在。
世界観-王道少年漫画。ドラゴンボール幽遊白書。
ジョジョ的能力バトルも。
歴代最強感。
一気に強さのインフレが起こり、ドラゴンボール的な世界観になる。
これで最終回になると思った人も多いのでは。
王を倒せる奴なんかいないだろという強さで、
実際まともには倒せなかった。
「兵器」が一番強いという、現実世界的概念が出てくる。
王道少年漫画+ジョジョ+残酷描写+「もし完全体セルの心を揺らす存在が現れていたら」などと考えて読みましょう。
■次期会長選挙編
念能力者の扱い-幻影旅団編と同じくらい。ややレア。
モンスター-特に出てこず。
世界観-キメラアント編より、一気に普通に戻る。
幻影旅団編と同じくらい。
伊坂幸太郎の小説のような
「最後にこれがこう繋がるのか」みたいな感じを楽しみましょう。
■暗黒大陸編スタート編
念能力者-幻影旅団編と同じくらい。
王に全く勝てなかった会長…に全く勝てないモラウと同じくらいの人たちがたくさん現れている感じ。
世界観-かつてなく壮大
モンスター-とんでもないモンスターがいっぱいいる世界があるんだよ..という感じになっていて、
この世界の幻獣とかはシカトされてる感じ。
「HUNTER✖️HUNTERまだ続くんだ」感を楽しみましょう。
■クロロVSヒソカ
世界観-天空闘技場編+幻影旅団編
ストーリーと関係なく始まった夢のカード。
天空闘技場編、幻影旅団編の気持ちに戻って楽しみましょう。
ではカキン王国王位争奪戦は
念能力者-かつてない激レア。
モンスター-激レア。除念のとこで出ていた念獣がピックアップされる。
見える人と見えない人がいる。
世界観-幻影旅団編くらい。だが…
クラピカの緋の目探しから始まったカキン王国王位争奪戦。
こんな大きな話になると思わなかった人も多いでしょう。
- 第1王子 ベンジャミン
- 第2王子 カミーラ
- 第3王子 チョウライ
- 第4王子 ツェリードニヒ
- 第5王子 ツベッバ
- 第6王子 タイソン
- 第7王子 ルズールス
- 第8王子 サレサレ
- 第9王子 ハルケンブルグ
- 第10王子 カチョウ
- 第11王子 フウゲツ
- 第12王子 モモゼ
- 第13王子 マラヤーム
- 第14王子 ワブル
が暗黒大陸を目指す船の中で王位を争います。
ここで大きな変革が起こったのですが…
念能力者が激レアの存在になった
んですよね。
最初、念は当たり前の世界の話で、
また王たちに念能力者のボディガードがついてると思っていたので、
34巻の
「ネン…? それは超能力なのか?」
「使えるも何もそんな能力初耳だ
何か得体の知れない生物とかじゃなく?」
「確かに協会にとって念は最大の守秘事項だが
今はそれを上回る非常事態ということはわかるだろう」
という会話がよくわかりませんでした。
念って最大の守秘事項でしたっけ?
さらに35巻では
「念とは何だね」
「念の情報を高く買おう」
みたいな話が交わされます。
カキン王国とはどの辺りの国なのでしょうか。
世界を総べていたような十老頭とかとはどういう関係なのでしょうか。
(そういえば十老頭も念での攻撃に無防備だった気が)
マフィアファミリーから念使いのやばい集団・幻影旅団について聞いてなかったのでしょうか。
キメラアントによって世界が制服されそうな時、
「我々も念能力者を揃えるぞ」みたいな話にはならなかったのでしょうか。
というかこの争奪戦をするときにツェズゲラさんがやってた様な念の審査はしなかったのでしょうか。
色々な疑問はありますが、HUNTER✖️HUNTERは全体像を描こうとせず、
部分部分を楽しんでいった方が、素直に楽しめるようです。
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