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出典: http://www.marnie.jp/smph/

共感、涙する女性が続出した作品

学校でも周囲の人とうまく溶け込むことができず、両親ともうまく距離感をつかめていない12歳の少女・杏奈。
彼女は両親と血のつながっていない「もらわれっ子」であった。
そんな中、持病の気管支喘息の静養のために母親の親戚の家にお世話になることになる。

その地で彼女は少女・マーニーと出会う。誰もいない古びた湿地にある館”湿っ地屋敷”に住む不思議な少女マーニー。
杏奈はたちまち彼女の魅力に惹かれ、憧れ、何度も逢瀬を重ねる。2人は瞬く間に仲良くなり、何か不思議なつながりを感じあう。

そして、杏奈は完璧にみえたマーニーの生活の裏側を知っていく。そして、たどり着いた先に…

12歳の思春期の小さな少女の悩み、そしてその行く先にきっと、共感する。女性からの支持の高い作品です。


出典: http://marnie.jp/trailer/index.html

”Wヒロイン”の真相とは!?

『思い出のマーニー』は、”宮崎駿”監督の長編映画の制作引退が決定以降初の長編映画作品です。
注目はジブリ史上初の”Wヒロイン”!
ジブリの鈴木プロデューサーは
「この企画なら宮崎駿監督が手が出せない」
「女同士の話については手をださないから」
とこの企画を進めたとか。

そんな、ジブリのこれからを担う作品の監督を務めたのは『借りぐらしのアリエッティ』を手がけた”米林宏昌”監督。
鈴木プロデューサー曰く「米林監督は女の子を描くのがとても得意」なんだそうです。
勇敢で芯の強いヒロインの多いジブリ作品。アリエッティも芯が強く、好奇心旺盛なヒロインでした。
しかし、彼女の葛藤は、現実にいそうな”女の子”であったように思います。

そんな米林監督だからこその”Wヒロイン”作品への抜擢。
杏奈の心に寄り添うこの作品にはまさにこの人しかいない!改めてそう思える作品です。

ちなみに、余談ですが、米林監督は『千と千尋の神隠し』にでてくる”カオナシ”のモデルになったなんて言われいる監督さんです。(笑)

”湿っ地屋敷”は存在する!

アニメ『思い出のマーニー』は、イギリスの作家”ジョーン・G・ロビンソン”が書いたイギリスの湿地帯が舞台の児童文学が原作となっています。
アニメと原作とで大きく違うのは、舞台がイギリスではなく「北海道」に設定されていることです。

雄大な自然や食べ物が魅力的なジブリ作品。
舞台として使われそうな北海道ですが、なんと思い出のマーニーで初めて舞台になったそうです!

さて、その北海道の中でもどこが舞台になったかというと、『釧路市(くしろ)』にある『釧路湿原(くしろしつげん)』です。
日本最大の湿原なんだそう。(なんと日本の湿原の6割です!)
カヌーのツアーなどもあるみたいなので、どっぷりと思い出のマーニーの世界観に浸れること間違いなしです。

アニメーションだからこその、現実の風景を味わった時の違いや同じところを見つけた時の感動があるかもしれません。
思わず、湿っ地屋敷がないか、マーニーがいないか探してしまいそうです!

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山東あみ
劇団天然ポリエステル劇団員。運動療育士。現在は声優養成所に通い、声優を目指しつつ、舞台、ちょこっと映像、webラジオ配信となんかもうたくさん奮闘中系女子。giorni feliciでは映画ライター担当*